それらしいことを並べているだけでなんにもわかっていない。

って先生に言われたな〜。

何にもわからないまま、自分が何を言ってるのか正直わかっていないまま、何かしら言わなくちゃと発表して、質問されたら先生の顔色伺って納得してもらえそうなことを探して、でもそんなのうまく行きっこなくて怒られてを繰り返していた。

あとでいい子だし働き者だけど自分の頭で考えるのは苦手って言われてたと聞いた。確かにそうなんだけど、材料がなさすぎたのよ。知識不足で知識の求め方もまとめ方もわかっていなくて、無手勝流でなんとかできるほどの器用さもパワーもなかった。

今も研究計画を立てていて、なんか上っ面だな…と自分で思って、前にそう言われたのを思い出した。ちょっと悲しくなったけど、確かにその通りだなと思った。勉強不足だし、ほんとにそれおもしろいと思う?楽しめる?て聞かれそう。でもこれから何とでもなるんじゃない?やり始めたらわかることがたくさんあるだろうし、おもしろいことも見つかると思う。学部生じゃないんだからそんな考え方じゃダメって言われそうだけど、仕方ない。できるようになりたいけど今はできない。

 

いやいや、ほんとの本題は、これを思い出したときにそんなに悲しくなかったこと。前は自分のことを全部否定された気がしたものだけど、今は「確かにその通り、ゆっくりしか変わらないけど、でもこれから少しずつわかっていきますよ」、と頭が悪い自分への開き直りをするようになった。ほんとはもっと落ち込んだ方がいいのかもしれないし、よいことかはわからないけど、自分の無能を考えすぎるのは辛いので、よしとする。

私はこれについては専門家です、と言えるようになりたいな。